バレンタイン

チョコレートが大量に売れる日

PAK85_daisukidesu20130208-thumb-815xauto-16586毎年、2月14日にやって来る「バレンタインデー」。
男性は、その日は朝からそわそわしています。
義理でもいいから、もらうとうれしいチョコレート。
そもそも、「バレンタイン」とは何なのでしょうか?

「バレンタイン」とは、269年2月14日にローマで殉教したヴァレンティヌス司教の事を指します。
別名として「愛の聖人」、「恋人たちの守護聖人」とも言われています。
日本では、「バレンタイン」=2月14日の「バレンタインデー」と一般的に言います。

日本では、「バレンタインデー」の風習は独自の発展をしていきました。
2月14日に、女性が男性にチョコレートを渡して好意を示すという風習です。
戦前に来日した外国人によって一部行われ、第二次世界大戦後まもなく、流通業界や製菓業界による販売促進のために普及が試みられました。

女性が男性に贈るのは日本だけ?

日本社会に「バレンタインデー」が定着したのは、1970年代後半でした。
上記の様な、日本型「バレンタインデー」の様式が成立したのもこのころでした。
因みに、「バレンタインデーにチョコレートを渡す」ことを最初に考案して実践したのは、大田区の製菓会社だったと言われています。

欧米でも恋人やお世話になった人にチョコレートを贈ることはありますが、チョコレートに限定されているわけではありません。
日本の「バレンタインデー」の世界との差異は、女性から男性へ贈るのがほとんどである点と、贈る物のほとんどがチョコレートである点です。

最近ではチョコレートにこだわらずに、クッキーやケーキ、マフラーなどを贈る人もいます。また、恋人とまではいかないが友人として贈る「義理チョコ」や、同性間(主に女性同士)で贈り合う「友チョコ」、男性が女性に渡す「逆チョコ」、自分で買って食べる「自己チョコ」というものもあります。

ホワイトデー

3月14日、日本では「ホワイトデー」という日が設けられています。
上記の「バレンタインデー」で女性にチョコレートなどをもらった男性が、女性に対してお返しに何かプレゼントをするという風習です。
この「ホワイトデー」という風習は、日本で生まれました。
ホワイトデーについては下記でも詳しく書かれています。

参考:http://www.about-whiteday.info/okaesi_imi/

「ホワイトデー」のお返しといえば、昔は「マシュマロ」が定番でしたが、最近では色々なお返しをしています。
「バレンタインデー」のチョコレートにしろ、「ホワイトデー」の「マシュマロ」にしろ、製菓会社が売り上げを上げるために仕掛けられたと言われています。
因みに、お隣の韓国では「バレンタインデー」の二か月後の4月14日に「ブラックデー」という日が設けられており、バレンタインやホワイトデーに縁の無かった男女が黒い物を飲食する日とされています。