初詣

年の初め

TSU86_jinjyadetemizusurujyosei-thumb-815xauto-16533日本での年の始めは一月一日ですが、中国をはじめとするアジア諸国では春節(旧正月)の最初の日を年の始めとしています。
初詣とは、一年の初めに神社やお寺に参拝する行事のことを言います。

初詣はいつまでに行けば良いのかという話をよく聞きます。
昔は元旦に参拝することを指していましたが、1月3日までの正月三が日まで、又は松の内と呼ばれる1月7日までに参拝すれば良いと徐々に期間が延びてきています。

特に初詣はいつまでといった厳格な決まりはないようですが、さすがに10月や11月に初めて参拝することを初詣とは呼ぶことには抵抗があります。
最近では1月中に参拝すれば初詣としても問題はなさそうです。

人気スポット

「明治神宮」は、例年日本一の初詣の参拝者数を集める神社として知られています。
明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、大正9年(1920年)11月1日に創建されました。
今は鬱蒼と茂っている常磐の森は、全国から献木されたおよそ10万本の植栽で構成された大変に貴重な人工林です。
明治神宮については、下記のサイトでもわかりやすく説明されています。

参考: http://sk-imedia.com/meijijingupowerspot-5366.html

最寄りの駅は山手線の原宿駅、伝統・現代どちらの側からみても日本一のパワースポットと言えるでしょう。
本殿では年間を通して様々な行事が行われ、一般の方々の結婚式も行えます。

「北海道神宮」は、北海道で一番の参拝客を誇る神社です。
明治2年、当時「蝦夷地」と呼ばれていた現在の北海道は、日本の国土であることをより明確にする為に、「北海道」と名づけられました。
そして、その翌々年に北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々が鎮斎(ちんさい)され「札幌神社」が建立されました。
その後、昭和39年に増祀(その神社の神様が増えること)され、「北海道神宮」と改称されました。
境内は桜の名所としても知られており、市民に親しまれています。

京都の「伏見稲荷大社」は、全国に約3万社あるといわれている稲荷神社の総本宮です。
近畿では、最も多くの初詣の参拝者が訪れます。
こちらでの初詣の醍醐味は、本殿のすぐ後ろに聳える稲荷山巡りで、参道を赤で覆う千本鳥居は、何度訪れても、その佇まいに圧倒されます。

近年は京都を訪れる外国人観光客のナンバーワン人気スポットとしても有名です。
奥社にある「おもかる石」は願いを念じて持ち上げて、想像より軽いか重いかで願いが叶うかどうかが分かるというとても不思議な石です。

福岡県にある「宗像大社」は、沖ノ島にある沖津宮、筑前大島にある中津宮、宗像市田島にある辺津宮の三社の総称です。
朝鮮半島や中国大陸に近く、貿易や文化交流の玄関口として重要な位置にあったこの地に、天照大神の御子神(全て女神)が降臨されたこと由緒とし、道の神とも言われています。
正月は初詣客で賑わいますが、秋には大漁旗をたなびかせた漁船がパレードする「みあれ祭」も有名です。