スペイン:王様級の「セビリア春祭り」

スペイン:王様級の「セビリア春祭り」の歴史

1847年、家畜と農業フェアとして始まったのが、「セビリア春祭り」でした。
それ以来セビリアの伝統として、さかんになっていったのですが、最初は家畜の屋台などが並ぶ地味なものだったのです。
けれども、人々が意見を出し合い、だんだんと食べたり、飲んだり踊ったりする、人々を楽しませる祭りに変わっていきました。
今では、専用会場を持つほどのにぎわいで世界規模でも有名な祭りになったのです。

時期について

セビリア春祭りの日程は毎年変わりますが、春祭りとしての位置づけでみるとやはり4月末から5月はじめ頃が良いシーズンですから、その辺りの開催されることが多いです。                                                                                                                                                                                     
ちょうどそのころですと、外で楽しく過ごすには良い気候でしょう。
その時期、街はおおいににぎわい、華やかな雰囲気になります。
もし、旅行でセビリアを訪れるのであれば、この時期がおすすめです。

概要は?

踊って歌って飲んでというとにかく明るいお祭りです。
道には1000を超えるテントのカセタがあり、人々はそこを行きかい祭りを楽しみます。
カセタは家の役割を果たし、人々はここで食事をしたり、お酒を飲んだりします。
そして、あちらこちらでは音楽が流れ、常に陽気な雰囲気です。

特徴も知っておこう

このお祭りの特徴はカセタがあることです。
各カセタはそれぞれ特徴がありますので、好きな雰囲気のカセタに行くと良いでしょう。
カセタはレストランとして存在したり、お酒を飲むパブがあったりと様々です。
そして、おしゃれな人達が多いので、カセタによっては正装が必要なところもあります。

どんな魅力がある?

このお祭りでは、ここならではのものがたくさんあります。たとえば、飲み物としてレブヒートがあります。
レブヒートは、スペインのお祭りならではの飲み物でシェリーカクテルです。

そして、春祭り名物のセビジャーナスという踊りがあります。
なかなか難しい踊りなので、日本人で踊れる人はほとんどいないようです。

また、食べ物ではブニュエロがあります。
ブニュエロはタラが入っている食事的なものもありますが、ここのお祭りのブニュエロは甘いもので揚げシューです。
生クリーム、カスタードクリームといった甘いクリーム類がはいっています。
レブヒートを飲んだ後に食べるのが最高だそうです。
その際、一緒にチョコラテを飲むのもおすすめ。

そして、時間ごとに楽しめるというのも大きな魅力でしょう。
昼間は子供たちが踊っている様子を見て、華やかに着飾っている女性を見ていると楽しめます。

夜は雰囲気が違い、かわいいfarolillo(ちょうちん)があるのも見逃せません。
また、最終日の花火は華やかで見ごたえありです。
ちょうど日付が変わる瞬間にあがるので、なかなか思い出深いものになりそう。