2月の満月の砂漠祭り
インドのゆるいお祭りとして有名で人気なのは、ジャイサルメール砂漠祭りです。
2月の満月に開催される砂漠のお祭りで、どこか町内会のお祭りを彷彿とさせるゆるさがあり、親しみをもって参加できます。
しかしそのゆるさとは裏腹に、広大な砂漠をラクダに乗って会場に向かいます。
また、この地域に残る豪華な建物や寺院にも注目したいところです。
ゆるいお祭りも、多くの遊牧民や世界の人々が集まり楽しくにぎやかな時間が流れます。
会場までの過酷な道のり、砂漠でしかみれない満天の星空や、幻想的な日の出は絵本で見た旅人になった気分を味わえます。
移動手段がラクダというのも現地ならではです。
他の国では絶対に楽しめないラクダ旅からお祭り気分は始まります。
ラクダの行進から始まるお祭り
砂漠祭りは豪華に装飾されたラクダたちの行進からスタートします。
会場に来るために共にしたラクダ達が色座やかな装飾に身を包み、行進を開始します。
このラクダたちは行進だけではなく、ラクダクリケットなどのイベントにも参加します。
移動手段から砂漠祭りを盛り上げる参加者まで、ラクダも大忙しのお祭りなのです。
それもそのはず、このジャイサルメール砂漠祭り、毎年10万頭ラクダまでもが終結するため、通称キャメル(ラクダ)フェスティバルと呼ばれているのです。
ラクダから始まってラクダで盛り上がり、ラクダで終わります。
帰りもラクダで移動するのです。
面白おかしい出し物の数々
具体的にいつから始まったお祭りなのかは詳しい文献はありませんが、催し物から察するにそこまで古いものではないと思われます。
有名な物では髭の長さを競う最長口ひげ大会では、想像以上の長い髭を見る事が出来ます。
参加者のよく手入れされた長い髭を披露し、長さを競い合います。
お祭りの主役たるラクダたちはレースやクリケットに参加します。
他には観光客も気軽に参加できるターバン巻き競争、椅子取りゲームといったゆるい大会が開催されます。
珍しかったり親しみがあったりさまざまなイベントで盛り上がりますが、ステージではなんとプロのミュージシャンも来て会場は歓声に包まれるのだそうです。
魅力的なラクダの出し物からちょっとのんびりした時間を感じられる出し物まで、様々なイベントが盛りだくさんです。
ラクダに乗って砂漠祭りに行こう
ジャイサルメール砂漠祭りへ向かう移動手段がラクダというのも、現地ならではで大変面白みがあります。
砂漠の移動を共にしたラクダたちは恐れ多くもお祭りの主役というのに驚かされます。
現地の歴史的な寺院を背景に繰り広げられる椅子取りゲームにギャップを感じつつも、現地のラクダと男のプライドをかけたラクダレースには手に汗握ります。
ちょっと不思議なラクダのお祭りは、実は見どころ満載なのです。