インド:ヘナタトゥー

ヘナタトゥーとは

日本ではヘナと呼ばれ親しまれるヘナタトゥーは、ヘナの植物葉のペーストを使って描くボディーアートです。
時間の経過により消えるので気軽に楽しめるのが特徴です。

ヘナの歴史も深く、クレオパトラは自分の爪をヘナで染めていたという言い伝えもあります。
ヘナはお洒落目的以外にも、健康を祈ったり魔除けに近い目的もあります。

結婚式に花嫁の手足に家族や親戚、友人が描く風習があります。
このヘナが色濃く長持ちするほど夫婦の愛が長く続くとされています。

特徴と成分

ヘナの成分は植物のヘナで出来た天然成分です。
アレルギー反応も少なく、安全性が高いため、多くの人が楽しめます。

更にヘナは皮膚を染めるだけなので、刺青と比べると感染症のリスクもありません。
針で肌を傷付けるわけではないので、肌への負担も少なく済みます。

ヘナの特徴としては皮膚のターンオーバーによっておおよそ2週間から1カ月程度で模様が消える点です。
消えたら今度はまた別のデザインを楽しめるという点から、様々なアートを身に着けられるのも大きな特徴です。
繰り返し色んなデザインを楽しめるのが、ヘナが人気の理由の一つです。

デザインの意味

ヘナのデザインには宗教に関りがあるものが多く、ヘナ自体が幸運の象徴とされています。
本場インドの大胆なデザインから国内外で人気なワンポイントデザインまで様々なものがあります。

ヘナと相性抜群のクジャクは人気が高く、良くデザインされています。
富の象徴、愛の象徴、金運の意味を持ち、羽の状態でも意味は変わって来ます。
鳥自体が幸運を運んでくれる動物ということでオウム、ハチドリも人気なデザインです。

蓮の花も大変人気です。
美しいだけではなく、泥水の中から大輪の花が咲く様から、辛いことがあるから素晴らしい人生になるという意味があります。
他にも純潔、再生、優美など様々な意味があります。

マンダラは繊細なデザインが世界で人気です。
規則的で美しいデザインは宇宙を象徴しています。

他にも復活、再生などの意味を持つ太陽や、芸術、穏やかな愛の意味のある月も人気です。
ターンオーバーで消えるので、色々なデザインを楽しんでみるのも醍醐味です。

安全に色んなデザインを楽しめる

植物の天然成分で安全に楽しめるヘナは、肌を傷付ける刺青とはことなり皮膚にも負担なく安全に楽しめます。
アレルギー反応も少なく、ターンオーバーで消えるのも特徴です。

タトゥーを楽しんでみたいけれど肌に傷はつけたくない、同じデザインだけではなく、色々な柄を楽しみたいという方におすすめです。
模様にも様々な意味があるので、その時の気分や状況によってデザインを決められるのも魅力の一つです。

イスラム教のタブー

旅行の時に気を付けたいイスラム教のタブー

海外旅行でサウジアラビアなどを巡る際、注意するべきことは現地の宗教です。
海外旅行の際に相手の国のマナーや礼儀に注意するのは当然ですが、その一部として宗教を知っておくのも大切です。

特にイスラム教はタブーとされていることが多く、知らずに禁止事項を侵してしまうと失礼になっていまいます。
失礼になるばかりか、場合によっては犯罪行為になってしまうので、相手の国の方から良い目で見て貰えないでしょう。

寺院内でのルール以外にも国内での服装には注意が必要だったりするものもあるので、先に確認しておきましょう。

寺院や服装のタブー

観光で寺院を訪れた際に注意しないと行けないのは、女性が入ることができない寺院があるということです。
モスクは明確に女性が入れないとされています。

そして寺院に入る場合は祈りの時間は避けて行く必要があります。
女性がは入れる寺院の場合は、スカートや肌を出す恰好は禁止されています。
さらに寺院内は動物製の革製品などの持ち込みが禁止されています。

服装の面では寺院以外でも露出の高い服装は注意が必要です。
明確に禁止はされていませんが、リゾート地以外での露出は避けるに越したことはありません。

食事も注意点が沢山

イスラム教は食事も注意が必要です。
イスラム教徒は豚肉を食べませんので、現地の人や遊びに来たイスラム教の人に無暗にすすめてはいけません。

イスラム教にはラマダンと呼ばれる断食の習慣があります。
この時期で現地の外での食事は控えましょう。

更にマレーシアでは断食の時期は日が出ている間に物を食べたり飲んだりが出来ません。
アルコール類も禁止されており、現地でお酒を飲むのは控えた方がよさそうです。

また、細かいですが左手での物の受けわたしも禁止されています。
これは左手が不浄とされているためで、食事の時は左手も使えません。
左利きの方が旅行に行くときは、かなり注意が必要な部分です。

タブーをおさえて海外旅行も快適に

日本では当たり前の習慣や、問題が無いと思っていた事でも、現地ではタブーとされていることが多くあります。
左利きの人がもし何も知らずに現地に行って行動してしまえば、多くのイスラム教徒に不快感を与えて帰国することになってしまいます。

現地の寺院巡りを計画してせっかく旅行に行っても、現地で女性がは入れないことを知ってしまってはやりきれない気持ちになります。
お酒が好きな方も事前にしっかりリサーチしておかないと、思いもがけないところで現地の人を不快にさせてしまうかもしれません。

イスラム教にはタブーが多いので、実際に旅行に行く前にはよく確認しておき、自分も現地の人も気持ちよく旅行ができるようにしておきましょう。