イタリア:トマト祭りよりも危険な「オレンジ祭り」

イタリアにあるトマト祭りよりも危険な「オレンジ祭り」の歴史

オレンジ合戦とも言われる危険な祭りである「オレンジ祭り」はイタリアのイヴレア地方の祭りです。
実は、この祭りには深い歴史があります。
13世紀初めのことですが、当時この地方を治めていた男爵は重税等で人々を苦しめていましたが、一番人々が困っていたのは花嫁の初夜権を奪ってしまうことでした。
粉やの娘ヴィオレッタは結婚することになりましたが、男爵の思い通りになることをいやがり、何と結婚した日の夜、男爵の首を切り落としたのです。

この事件をきっかけに人々は歓喜にわき、領主の城を攻撃し、城はあっという間に人々の手によって落ちました。
貴族対庶民という戦いの様子がオレン合戦という形になり、オレンジ祭りで再現されているのです。

「オレンジ祭り」の時期

オレンジ祭りの開催日はいつごろかと言いますと、1月から2月の約2週間になります。
といいますのも、シチリアのオレンジは初夏の4~6月に花と実がなり、出荷されるのが12月末だからです。
オレンジ祭りで使うオレンジは売り物にならないものを使うそうで、投げ合いの末つぶれてしまったオレンジは農業用の堆肥として使います。
無駄にしないところがすばらしいです。

概要を知ろう

このお祭りはまず、粉やの娘のパレードから始まります。
貴族の独裁から抜け出し、自由を奪い取った庶民の力強さを粉やの娘で表現しているのでしょう。
娘役は皆に注目され、気持よさそうです。
馬車に乗って町を練り歩くので、かなり華やかな雰囲気。

その後、山車に乗った大勢の男性がオレンジを投げてきます。
車に乗っている人はヘルメットを被り安全対策を行っていますが、それ以外の人は無防備で危険です。
でも、オレンジがあたったという人は笑顔で嬉しそう。
人々がこのお祭りを楽しんでいる様子が分かります。

どんな特徴がある?

このお祭りの特徴はやはり、オレンジを投げ合うという危険だけど楽しいゲームができるということです。
このように食べものを投げるというお祭りはなかなかないもの。
イタリアのイヴレア地方独特のものでしょう。
貴族に庶民が刃を向けたという当時では考えられないような故事がオレンジという武器にならないようなものでも投げれば武器になるということを行為でしめしているのかもしれません。

魅力とは?

やはり、流れ出るオレンジ果汁でしょうか。
イヴレア地方はオレンジの収穫はできないので、シチリアから運んでくるのですが、売り物にならない商品なのでここでつぶすと堆肥をつくりやすいのかもしれません。
それに、なんといってもオレンジ果汁の良い香りが街を埋め尽くすというのも魅力たっぷりです。
そして、投げ合いながらコミュニケーションをとって人々の絆が深まるというのも素敵なことではないでしょうか。

スウェーデン:ザリガニパーティ?「クレフトシ―ヴァ」

スウェーデンのザリガニパーティ?「クレフトシ―ヴァ」の歴史

スウェーデンのザリガニパーティ「クレフトシ―ヴァ」は歴史のあるイベントです。
遡ること16世紀から、この辺りではザリガニを食べていました。
しかし、当時ザリガニは高級食材でしたので、食べられるのは王族に限っていたのです。
その風習が時代の流れと共に、一般市民に広がったということ。
今ではザリガニはスェーデンの国民食となり、食生活に欠かせない食材となっています。

ザリガニパーティ「クレフトシ―ヴァ」の時期は?

「クレフトシ―ヴァ」の時期は夏です。
なぜ夏なのかというと、ザリガニ漁の解禁は8月から2か月間のみだからでしょう。
日本の鮎のように、乱獲を禁止されているというわけです。
逆に、期間限定だからこそ、盛り上がっているのかもしれません。

概要について知っておこう

「クレフトシ―ヴァ」は一言でいいますと、ザリガニ料理を味わうという大きなイベントです。
その規模は半端ではなく、家庭のみでなく学校や町でも開かれます。
そして、その食べ方は独特で日本ではなじみのない茹で方をするのです。
塩とディルを使ってゆでるという北欧独特のお料理ですから、日本人にとっては不思議な食べ方かもしれません。

ザリガニパーティ「クレフトシ―ヴァ」の特徴はディルの風味

「クレフトシ―ヴァ」の特徴はやはりその食べ方です。
ここで注目したい「クレフトシ―ヴァ」の食べ方の特徴はディルを使うということでしょう。
ディルとは日本人にとっては聞いたことのない言葉でしょうが、ハーブの一種でスウェーデンやフィンランドではあたりまえのようにある調味料でよく家庭料理にも使われるそうです。
香りは一種独特のものがあるので、日本人にとっては苦手なものかもしれませんが、ハマると病みつきになってしまうと聞きました。

ザリガニパーティ「クレフトシ―ヴァ」の魅力を知ろう

「クレフトシ―ヴァ」の魅力は、ザリガニを通した国際交流(コミュニケーション)ができることです。
北欧にあるスウェーデンやフィンランドでは欠かせない国民食ザリガニですが、日本では食材としての地位は低いもの。
価値の違いは国民性の違いでもありますから、しかたないことですが、ザリガニを通して異国の人とコミュニケーションできるのはすてきなことです。

もし、あなたが北欧の国に行ったら、こちらの人達は英語を話すので「ロブスターパーティ」について聞いてみてください。
話が盛り上がることは間違いないくらいに、北欧の人達は「ロブスターパーティが大好きなのです。
ザリガニで国際交流できたら、ものすごくステキなことではないでしょうか。
「クレフトシ―ヴァ」の魅力をもっと広げたいものです。