年越しそば

大みそかの定番の年越しそば

大みそかといえば年越しそばです。
毎年多くの人が大みそかには年越しそばを食べています。

ただなぜ大みそかにそばを食べるのかは意外と知られていません。
その由来や意味を知ると大みそかのそばの食べ方も変わってきます。

年越しそばの由来

年越しそばは大みそかにそばを食べると演技が良いとされているものです。
無事に一年を過ごせた感謝をするとともに細く長いそばを食べることで長寿の祈願をします。

そばは長く伸ばしてから打ち細く切って仕上げるため麺の中で最も切れやすいです。
そのため一年間の災いや厄を断ち切るという意味も持っています。

健康に良いことでもそばは有名です。
そのためそばを食べることで内臓に溜まっている毒を大みそかのうちに取り除くという意味もあります。
健康な体で新年を迎えるという気持ちもそばに込められているのです。

年越しそばはいつ食べるのか

年越しそばはいつ食べればいいかを悩む人も多いです。
基本的には大みそかの夜に食べるものですが福島では元日に食べるという地域もあります。
また外食で済ませる場合にはお昼に食べるという人もいます。

年越しそばという名前から夜遅く年越しの時間に食べなければならないイメージが強いです。
しかし明確な決まりはなくどの時間に食べてもいいとされています。

年越しそばはどのようにして食べるのか

年越しそばを食べるときに気になるのが食べ方です。
これも基本的には自由とされているので温かいものでも冷たいものでもどちらでも良いとされています。
大みそかの日にゲン担ぎでそばを食べることに意味があるので温かくても冷たくても特に意味が変わらないです。

冬ということで多くの人は温かいそばを食べます。
しかし11月から12月はそばの中でも最もおいしいと言われている新そばが出回る時期です。
そのためもりそばやざるそばのような冷たいそばで食べるとそばのおいしさも実感できます。

具も明確な決まりはないので好きなものを食べてよいとされています。
よく知られているのはおかめそばです。
卵焼きやかまぼこ、しいたけやほうれん草といったものを乗せることでおかめの顔に見えることから名づけられています。

他にも天ぷらそばは大みそかに食べる人が多いです。
エビが入ることで豪華に見えます。
エビもエビの天ぷらだけでなくかき揚げにして楽しむこともできます。

年越しうどんはいいのか

地域によっては年越しうどんを食べるというところもあります。
最近はアレルギーの問題からそばが食べられない人がうどんを食べるということも多いです。

うどんはそばよりも太くて長いことから太く長く生きるという願いを込めて食べられることもあります。
地域によっては年明けうどんとして新年が来たことや幸せを祈願して食べることもあり、その際には縁起が良いように紅白のうどんを販売する地域もあります。