タイ:ソンクラーン

タイの水かけ祭り ソンクラーン

タイの旧正月を祝い、仏教的な意味合いもあることで知られているイベントが、ソンクラーンです。
ソンクラーンは別名、水かけ祭りとしても呼ばれており、旧正月を迎えたタイで、例年多くの方が参加する大々的なお祭りとなっているでしょう。

元々は、お清めとして仏像にお水や聖水をかけたり、年長者に水をかけて清めることが敬意を表している事として行なわれていたのが、ソンクラーンです。
ですが時代と共に少しずつ意味合いが変わり、現在においては、出会った人にバケツや水鉄砲でお水を掛け合う、イベントタイプのお祭りになったと言われています。

ソンクラーンは地元住民を初め、観光客も参加することが可能です。
参加可能と言うよりも、その場に居れば誰でも水をかけられるお祭りですので、40度の熱い気温を記録するタイのシーズンには、ピッタリのお祭りと言えるでしょう。

暑いシーズンの代表的お祭りとして、無礼講なソンクラーン

ソンクラーンは水かけ祭りの異名の通り、とにかく通りがかる人がお互い、水を掛け合うお祭りです。
元々お清め、敬いの意味を込めてかけられるお水ですので、現地の方は、水をかけられると大喜びする方が多いでしょう。

お祭りに積極的に参加することが出来るように、水着のような服装で臨む方も居れば、アロハシャツなど、夏を感じさせる服装、乾きやすい服装で臨む方も少なくありません。
また水をかける際に、バケツなどで一気に水をかける方も居れば、水鉄砲で水をかけてきたりする方もいますので、とにかく楽しく参加することが出来るでしょう。

特に決まった服装などはありませんが、水をたくさんかける、かけられるお祭りですので、カメラやケータイなどの電気製品の持ち運び時には注意。
うっかりポケットに入れていると、水浸しにされてしまい、使い物にならなくなってしまいます。
お祭り参加時には絶対に持ち歩かない、または、防水機能付きの物や、鞄の中にビニール袋などに入れて閉まっておくと良いでしょう。

お祭り中は至る所で水が有料

ソンクラーンの時には、お水がお祭りの要となりますので、お水を水鉄砲に補給するだけでも、有料になります。
また、トイレも有料になるケースがほとんどですので、事前にお祭り前に済ませて置くことが大切です。
当然ながら、自分で飲む用の水も有料、場所によっては少しお高めに売られていることも少なくありませんので、お水に関係する事には注意してください。

さらに、濡れた状態ですと入店を拒否されることも多いため、どこかに立ち寄る際には、着替えや、タオルなどを持参するように心がけましょう。
ソンクラーンの時には、ソンクラーンにのみ参加するくらいの方が、気が楽です。