アメリカ:アルバカーキ・インターナショナル・バルーン・フェスタ

数え切れないほど空一面に舞うバルーン

気球は普段、気球愛好家でもないかぎり、ほとんど目にする事はないでしょう。
時々テレビなどで気球を目にしたり、何かのお祭りの時に目にしたりする事はあってもせいぜい1機か2機です。
世界中では年間を通して様々なフェスティバルが開催されますが、一度に700機以上もの気球が集まり、一斉に飛び立つのがアルバカーキ・インターナショナル・バルーン・フェスタです。

気球を間近で見るとかなりの大きさと迫力に戸惑うほどです。
それが700機以上も同じ場所に集まるだけでもすごい事です。
気球のフェスティバルはいくつかありますが、アルバカーキ・インターナショナル・バルーン・フェスタは世界一のバルーンフェスティバルとしても良く知られています。

典型的な形の気球だけでなく、動物や食べ物の形をしたユニークな気球もたくさんあります。
カラフルさだけでなく、形の違う地球が一斉に飛び立つ光景は圧巻です。
世界的にも有名なバルーンフェスティバルという事もあり、気球愛好家以外にも大勢の見物客が訪れます。

アルバカーキ・インターナショナル・バルーン・フェスタの歴史

ニューメキシコ州の中央に位置しているアルバカーキ市で開催されます。
アルバカーキ市にはとても大きい広場があるので、気球関連のフェスティバルの開催地としてもよく知られています。
アルバカーキ・インターナショナル・バルーン・フェスタは、1972年から毎年開催されていますが、日程はその都度変わります。
9日間~10日間の日程で行われますから、フェスティバル中は大勢の観光客も訪れます。
長期間となるため、期間中は工夫を凝らした様々なイベントを開催します。

期間中の2日間だけ朝にスペシャルシェイプロデオとして、ユニークな形の気球が飛びます。
キーグラブという高いポールの上に置かれたキーを、気球から取る競技に参加するパイロットもいます。
夜にはナイトグローイベントとして、地上に固定したまま気球のバーナーを付け大きな灯篭のように見せてくれます。
夜の暗闇の中、一部分だけは幻想的な光景が広がります。
ナイトグローは近くよりも、遠くから離れてみたほうが綺麗に見えます。

ツアーもいろいろ

9日間~10日間という日程で開催される事から、世界各国からの気球愛好者たちも集まります。
参加者はもちろんですが、バルーンフェスタを見に行くついでに、観光を楽しむ人も大勢います。
中にはバルーンフェスタのためだけに行く観光客もいます。

日本からも様々なツアーが企画されていますから、気球愛好家はもちろん、なんとなく見てみたいという方もツアーに参加するのもいいかもしれません。
間近で見ると迫力がありますが、世界でも最長、全長4kmもあるロープウェイのサンディアピークトラムで頂上まで行き、高いところから眺めるのもおすすめです。